一般的に技術者の人たちは、好奇心が強く、自分が関わっている技術に対する探求心が非常に旺盛です。ややもすると、技術のみに関心が向いてしまいます。しかし、お客様が求めているのは、技術屋さんではなくITに関する自分たちの課題や問題を解決してくれるITのプロです。それは専門とするITスキルのみならず、ITプロフェッショナルとしての側面を支えるスキルであるヒューマンスキル、ビジネススキル、ソフトウェア技術に関する基礎的な知識とスキル、品質に関する基礎的な知識とスキルなど多方面に渡ります。

しかし、多くの技術者がこれらの重要性に気付くのは往々にして技術者人生が10年を過ぎた頃です。適切なプロジェクト管理ができない。プロジェクトメンバをうまくまとめられない。お客様とのコミュニケーションがうまくいかない。このような場面に遭遇してはじめて技術以外のスキルの大切さを痛感するのです。技術は一流なのにこれらのスキルがないばかりにお客様から評価されないことは非常に残念なことです。 しかし、悲しいかな、これらのスキルはすぐには身につきません。ですから、若いうちから、「ITプロフェッショナル」を意識して日々努力することが必要です。

継続的なあなたのやる気と努力、そして会社のバックアップやサポート。これらによって、10年後、あなたは得意とする技術を必ずいくつか持っているはずですし、20年後も30年後も通用するソフトウェア技術者の土台をしっかりと築いているはずです。そして、あなたこそがお客様から頼りにされる真のITプロフェッショナルとなっているのです。

ヒューマンスキル

  • リーダとしての役割を熟知している。
  • マネジメントの基礎知識があり、やるべきことを実装している。
  • ビジョンのある会社がどういうものかを知っている。
  • リーダシップがさらに磨かれている。
  • 下級者の良き相談相手である。

ビジネススキル

  • 様々な人たちと上手にコミュニケーションをとるための対人スキルをもっている。
  • 新人・若手の育成においてひとりひとりに応じた育成ができる。
  • 自分の職務における戦略をロジカルに立案できる。

仕事

  • 品質管理手法を実践している。
  • 品質に対して極めて高いこだわりがある。
  • プロジェクトマネジメントに必要な知識やスキルが身に付いている。
  • 品質/コスト/納期を守れるプロジェクトマネジメントを実践している。
  • 10名の部下がいるプロジェクトリーダをやっている。
  • 仕事のスピードが若手の倍のスピードになっている。
  • ひとが持っていない難しい資格をいくつか持っている。
  • ひとに負けない自分の得意とする技術や分野を持っている。
  • お客様や会社から頼りにされている。
  • お客様から名指しで自分に仕事がくる。