代表取締役社長 今井 竜紀
代表取締役社長 今井 竜紀

私たちアイアンドエルソフトウェア株式会社は、1989年10月、コンピュータソフトウェアに関わるビジネスを通じて、お客様に最上級の満足(=I&L QUALITY)を提供することを目的として、設立されました。
設立から30有余年、大小さまざまな経済危機に見舞われる中、お客様がIT企業に期待するものも、システムを開発するパートナーから、お客様のビジネスモデルを共に考え、最適なITソリューションを短期間で提供するパートナーへと変化してきました。

私たちは「I&L QUALITY」を企業理念のキーワードに、企業理念以外のすべてを変えていく気持ちで企業活動を行ってきました。
私たちはITビジネスの「IT」と「ビジネス」を等しく尊重し、「IT」と「ビジネス」の両面からお客様の課題解決に貢献できる企業をめざし、お客様に接してサービスを提供する人に惜しまず投資することを重視しています。

ITビジネスの「IT」が社会にもたらした変革は、手元のスマートフォンに集約されています。
そして、ITより歴史の古い「ビジネス」には二つの側面があります。一つは市場の競合他社・競合サービスとの「競争」という側面であり、もう一つはお客様・社員・協力会社様・株主様などのすべてのステークホルダーとの「協調」という側面です。
この「競争」と「協調」という二つの側面を正しい仕方で統合し、社会から必要とされる存在として、会社を成長させるのが経営だと考えています。

「ビジネス」の本質は、関係者の利得の合計がプラスになる「プラスサムゲーム」です。
人は分業と交換によって、生産性を上げ続けてきました。分業によって余剰時間が生まれ、余剰時間からイノベーションが生み出され、交換によってイノベーションが社会に広がります。
現在の日本の一人当たりGDPは、江戸時代の60~80倍と推定されています。江戸時代の平均寿命は35~40歳程度でした。その時代にはスマートフォンはもちろん、自動車も電子レンジも冷蔵庫も洗濯機もエアコンもありませんでした。夜はほの暗く、冬の寒さは過酷で、庶民の食事は米と味噌汁と漬物程度でした。医療器具は針と鎌で、手術は麻酔なしで行われました。ウイルスは発見されておらず、多くの病気は原因不明で、害虫との戦いに明け暮れる日々でした。
「プラスサムゲーム」としてのビジネスがこれらの課題を世界規模で解決し、現在の私たちの暮らしがあります。
江戸城の将軍は800人以上の食事係を抱えていたと言われていますが、食材はおおむね国内から調達されており、近所のスーパーで世界中の食材と調味料にアクセスできる私たちから見れば、その食事はつつましいとさえ言えるものでした。

「ビジネス」には人を暴力から遠ざけ、人権尊重の思想をはぐくみ、平和へと導く効果もあります。ほかの変数の値が同じなら、交易のある国同士は戦争をする確率が低いというデータがあります。
他の場所では政治的・信条的理由から戦争をはじめる人々も、ビジネスオフィスでは身だしなみを整え、相手の心を理解しようと最大限の努力をします。分業と交換が豊かさをもたらす状況下では、相手の滅亡は自らの利益に有害なものだと理解しているからです。
ビジネスを通じて、人は成功するには賢明で誠実でなければならないことを理解し、相手がこちらに不都合な判断を下すことのないよう、品位と誠実さ、人権尊重の姿勢を態度で示すことを学びます。

人権尊重のビジネスとITを含むテクノロジーがもたらした豊かさと平和。過去の人たちが夢に願った楽園こそが、今日私たちが暮らしている世界です。今の社会にも嘆くべきことがたくさんあり、その速度が実感できないほどゆっくりだとしても、私たちは前進しています。

生産性の向上と大量の消費は新たな環境問題を生み出し、人は持続可能な社会について考えるようになりました。
私たちアイアンドエルソフトウェア株式会社は、持続可能な開発目標(SDGs)の趣旨に賛同し、会社が取り組むすべての施策とSDGsの対応を事業運営のガイドラインとしてまとめ、社員一人ひとりの意識の向上を図っています。
私たちは、一人ひとりの活動が明日の結果に及ぼす影響が微小であることを理解しつつ、小さな活動の積み重ねが将来の大きな成果につながることを確信しています。
「IT」と「ビジネス」は気候変動への適応や貧困の終焉、質の高い教育、少子高齢化対策等の現在の課題を解決する大きな可能性を秘めています。

私たちは刻々と変化する社会規範を守り、正しくITビジネスを行うことによって、お客様の課題を解決し、微力ながら持続可能な社会に貢献することをめざしています。