I&Lの強さのひみつ 07
IT人材の価値を最大限に引き出す
人に惜しまず投資する
当社は創業以来、長年にわたり人を財産として捉え、社員の健康と成長を促し、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる人的資本経営に取り組んでいます。
いかなる状況においても、前年度を上回る単年度の目標達成に向けて努力するのは当然ですが、単年度の売上や利益には中長期的な観点は表れません。
長期的成果を犠牲にするような短期的成果は追求せず、持続的な企業価値の向上に非合理なまでの熱意を持ち、人に惜しまず投資することを重視しています。

価値を見いだせる仕事に安心して取り組める
当社が目的としているお客様の競争力向上への貢献は、社員が当社で働くことに価値と喜びを見いだせる土台があって、はじめて達成できます。
社員のみなさんには、仕事の成果とスキルの向上が公平公正に評価され、定年まで安心してスキルアップに取り組める環境を提供したいと考えています。
社員の一人ひとりが安心して仕事に取り組むためには、差別・ハラスメント等の人権侵害を受けないことが大前提です。
当社は基本方針として、社員の多様性を尊重し、お互いをリスペクトする姿勢で仕事に臨むことを掲げています。
学歴・年齢・性別・障害・国籍等に関わらず、一緒に働く人たちに関心を持ち、お互いの考え方や価値観を尊重することを重視しています。
会社を100年存続させる
社長に大きな権限があるのは、すべてのステークホルダーの利益を守り、企業の永続性を確保するためです。
社長はいずれ交代しますが、企業は存続しなければなりません。
そのためには、内部統制とコーポレートガバナンスの構築・向上に取り組み、会社を100年存続させる仕組みを整える必要があります。
公正さと情報の透明性を優先し、あらゆる不祥事の発生を未然に防止するシステムを築かなければなりません。
お金の動きに関する事実のダブルチェックは、社内の隅々まで徹底的に浸透させる必要があります。事実を曖昧にしたり、隠すことができないシステムは、人を不正の誘惑から守る、人に親切なシステムです。
取締役は株主・監査役・社員に対して開示可能な情報は、経営の実態をあらわす唯一の事実として、可能な限り開示しなければなりません。
監査役には、適切な経験と能力を有し、取締役の職務執行の適法性を監査できる人材が選任されるべきです。
そうした健全で強固な経営基盤の先に、株式上場があります。

ITを通して、現在と未来に貢献する
個人的な信念として、現在は過去より良くなっており、今後も良くすることができると考えています。
さまざまなメディアが伝える物語の世界と比較すれば、現在は悲惨な暴力や事故、そして貧困に満ちた時代と思えるのかもしれません。
しかし、現実の世界のデータに目を向けると、多くの数値が、現在が過去より劇的に良くなっていることを示しています。
たとえば、平均寿命、感染症死者数、乳幼児死亡率、貧困人口の割合、殺人発生率、交通事故死者数、落雷死亡率、識字率、労働時間、家事労働時間などです。
これらの成果のほとんどは、科学と技術、人権尊重のガバナンスという人間の知識によって達成されたものです。
これらの数値の把握によって、過去の苦しみを減らすことはできませんが、未来をより良くするためには現実のデータを把握し、事実に基づいて問題の解決を図ることが重要です。
私たちは、ITという最先端の技術を通して、すべてのステークホルダーの現在と未来に貢献したいと考えています。
今井竜紀
1967年生まれ。立正大学文学部哲学科卒。
大手ソフトハウスに新卒入社。「年功序列の大手ではなく、実力主義の会社で自分の力を試してみたい」と、1992年に、創業3年目のI&Lに転職。
プロジェクトリーダー・マネージャーを経て、2006年に執行役員 ソフトウェア開発部部長。2026年1月、代表取締役社長に就任。