Employee interview

I&L QUALITYをつくる人03

TOP  >  I&L QUALITYをつくる人  >  I&L QUALITYをつくる人03

ソフトウェア開発部 副主任補 ITエンジニア S.N

部下との関係、顧客と向き合う、技術への執着。
そのすべてが“リーダ”という仕事の醍醐味。

新卒では諦めたソフトウェア技術者への道、
3年ぶりのリベンジ

新卒では諦めたソフトウェア技術者への道、3年ぶりのリベンジ

 S.Nは、自動車メーカーで電子基板の回路設計をしていた。自動車メーカーに就職できたわけではない。技術者を派遣する会社の派遣スタッフとしての仕事だった。勤務先は大手自動車メーカー。しかし、それは決して望んだ境遇ではなかった。

「本当は新卒でソフトウェア会社に行きたかったんです。WEBアプリの開発をやりたいと思っていました。でも、学校で勉強したのは電気特性や量子力学。ITじゃなかった。IT系企業に絞った就職活動がうまくいくはずがありませんでした」

 技術派遣の仕事をしながらチャンスを待とうと心に決めて、3年目に見つけたのがアイアンドエルソフトウェアだった。同時期に入社したのは4人。1人は3年、もう1人は1年程度の実務経験を持っていた。ソフト開発未経験で入社したのはS.Nともう1人。

「経験者も未経験者も研修のスタートラインは同じ。でも、経験のある人はやっぱり研修の進み方が早い。研修担当者と交わす会話もどこかスムーズでしたね」

 相当の実務経験者たちが“キツかった”と漏らす研修だから、本当に進みが早かったり、会話がスムーズだったのかは疑問だ。だが、S.Nにはそう見えた。

 一方のS.Nは、研修担当者が発する言葉の意味がわからなくて四苦八苦。

 内定から入社まで3ヶ月ほどの間があった。その内定期間中も、会社からもらった参考書と、自分で買ってきたIT資格の問題集で勉強を続けていたのに、研修課題は容易に進まない。付け焼刃の独習で経験者との実力差が埋まるはずはなかった。

 ……とはいえ、それも最初の1ヶ月半ほどのこと。研修期間が半ばを過ぎる頃には、経験組と未経験組の足並みが揃った。この会社の技術研修とは、こういうものなのだ。

 こうしてS.Nは、念願のキャリアをスタートさせた。

 3年越しの夢をかなえてくれたのは、3ヶ月間の研修期間だった。

“手を動かす” or “チームを動かす”……
それぞれの面白さ

“手を動かす” or “チームを動かす”……それぞれの面白さ

 物づくりに携わる人には、おおむね2つのタイプがある。

 いつまでも現場にこだわって自分の腕前を高めたいと思う技術志向の人。

 早く昇進して部下を持ち、大きな仕事を宰領したいと思うマネージメント志向の人。

 ただし、どちらのタイプに属する人でも、およそ技術者を志したからには、自ら手を動かして、物をじわじわと形にしていくのを楽しいと思うものだ。それに喜びをまったく感じない人は、そもそもエンジニアとしての適性を欠いている。

 S.Nも、手を動かしてプログラムを書くことが大好きだ。3年の回り道を経て就いた仕事だけに、技術に対するこだわりもある。が、入社2年半ほどでサブリーダになってから、自分の手が動いている時間が減ってきた。本音を言うと、少し淋しい。

「全体の作業予定を考え、チームのメンバーに仕事を振り分け、進捗状況をチェックする。そういう管理的な仕事に費やす時間が増えれば増えるほど、自分でプログラミングする機会は減ってしまう。でも、自分が立てた方針に沿って周りが動いてくれるのは、やはり醍醐味です。質的にも量的にも仕事の幅を拡げてくれる。自分の手でプログラムを形にしていく楽しさとは、違う喜びがあります」

 そして、チームを動かす仕事に手応えを感じ始めたS.Nは、リーダになるべく日々現場で奮闘している。

「当社には、明確な評価基準と、それに連動する1級から7級までの職位制度が設けられています。上司は客観的にも“自分よりデキる人”。実際、私の上司はそういう方々です。自分が上に立つことになった今、その意識と緊張感を持ち続けていきたいと思っています」

ユーザから直接言われた
「あなただから任せたい」

 S.Nには、もうひとつ小さな“自慢”がある。

 それは、難易度の高いプロジェクトで「S.Nさんが担当してくれるなら、この案件をアイアンドエルさんにお任せしたい」とお客様から直接指名されたことだ。

 プロジェクトが立ち上がって顧客先に常駐した開発チームが、日常的に接するのはお客様の“システム部門”である。だが、その先には、システムを使う営業部や総務部といった“ユーザ部門”があり、サブリーダクラスの技術者は、ユーザ部門とも折衝する。このときの指名はユーザ部門の意向を受けてのものだった。

「お客様の検収が終わってシステムを納品するたびに、開発チームは“エビデンス”と呼ばれる書類を発行します。作業経緯を記録した保証書のようなものですが、これを作成するのはサブリーダ以上の役目。私は、なるべくわかりやすいエビデンスになるよう工夫しているのですが、ユーザ部門の方々がそういう点を評価してくださった」

 つくったシステムを使う人からの直接評価。

 エンジニア冥利に尽きるとは、まさにこのことだ。

S.N

1982年生まれ。2006年、大学(電気電子工学科)卒業後、技術者派遣会社のスタッフとして、大手自動車メーカーで就業。エンジン制御電子基板のハード仕様設計に3年間携わる。
2009年4月、アイアンドエルソフトウェア株式会社に転職。
コインパーキング管理のパッケージソフト開発に半年間従事した後、生命保険会社の「データ連携システム」プロジェクトを2年、「データ抽出システム」プロジェクトでサブリーダに昇格。

ユーザから直接言われた「あなただから任せたい」

pagetop