Employee interview

I&L QUALITYをつくる人05

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ソフトウェア開発部 ITエンジニア A.T

ものづくり志向とビジネスマインドで、
オフショア開発をマネジメントする。

卒業半年前に心が折れた。
あてのないまま大学をやめた。

卒業半年前に心が折れた。あてのないまま大学をやめた。

 大学4年の秋に、学校をやめた。

 残る単位は卒業研究だけだったが、研究室に通うのが億劫になってしまった。相手のあることだから人間関係の悩みとだけしておくが、A.T.は理不尽な扱いを受けて心が折れた。自動車関連の仕事に就きたくて選んだ学科だったが、就職活動もうまくいっていなかった。

 すっかり捨て鉢な気分になって、退学届を出してしまった。我に返ったのは年が改まった2月。もう新卒枠では就職できない。といって、職務経験がない中退者を、キャリア採用の枠で雇ってくれる自動車メーカーなどあるはずもない。

 そのとき思い出したのが、就活中に聞いたIT業界の噂だった。年じゅう募集をかけていて未経験者でも採る。学業成績や校名ブランドにもこだわらず、面接してくれる……。

 ソフトウェアは勉強したことがなかったが、入社してから教えてもらえるなら、何とかなるんじゃないか……。すがる思いで応募してみた。

 噂通りというべきか、とんとん拍子に話が進み、社長面接ということになった。

 社長の気さくな話し方につられて、ここまでの顛末を洗いざらいに話した。

「ヤケなど起こさず半年我慢していれば、卒業できたんじゃないの?……惜しいことをしたね」

 しまった。話しやすさに乗せられて本音を言い過ぎた――とA.T.が悔やんだ次の刹那、社長はこう重ねた。

「卒業してたら、初任給が2万円ほど高かったのに」

 こうしてA.T.は、I&Lソフトウェアに入社した。

 新卒者と同じタイミングで。

ちょっと舐めていたITの世界。
3ヶ月の研修で、面白さの虜になった

ちょっと舐めていたITの世界。3ヶ月の研修で、面白さの虜になった

 ITだったら何とかなりそう。裏を返せば、この業界をちょっと舐めていた。

 3ヶ月の新人技術研修は、そう反省させるほどハードだった。

「何をするにも時間がかかって、課題をこなすスピードが全然上がっていかない……でも、楽しかった。

 やっぱり理系なんですよね。数学的な問題を解くのが好きなんです。与えられた課題に対して、無駄のないコードを書くように努める。レビューを受けて磨いていくと、プログラムが美しくなっていく。そのプロセスが面白くて、この仕事は自分に合っていると思いました」

 好きだと思える分野でこそ、人は伸びる。

 苦しかった研修を通じて、A.T.は確かな自信を得た。

オフショア開発でも品質は譲れない。
“I&L QUALITY”に時差も文化の違いもない

 A.T.は入社から3年間で、3つの客先常駐プロジェクトを経験している。3つとも顧客は同じ会社。ただし、お客様サイドの担当部門はすべて違う。

「東京都心から離れたところにあるお客様ですが、私の自宅からは通いやすい。配属理由は、たぶんそういうこと。でも、仕事の中身は3つとも違っていたし、それぞれ別の上司の下についたわけで、多様な経験を積むことができました」

人が違えば、仕事の進め方にも違いはある。プロジェクトリーダーは、自分のやり方で采配を振る。その権限と責任を持っている。それぞれ個性的だった3人の上司だが、共通していたのは「品質に対する意識の高さ」と、どんなときでも高品質を保つための手法――「コミュニケーションの徹底」だった。

 オフショア開発隆盛の今日、A.T.のような若手世代は、キャリアの最初から海外相手の仕事をすることも珍しくない。

「海外のエンジニアと協業する場合でも、相手方との密なコミュニケーションを絶やすなと言われてきました。メールのやりとりは欠かせないし、TV会議システムを使って定期的なミーティングも持ちます。でも、離れた場所にいる協業者との意思疎通で、最も有効なのはオーラルコミュニケーション。つまり電話です。手っ取り早いし、細かいニュアンスも伝わる。向こうの担当者も日本語が達者。日々、丁々発止とやっています」

 相手方が書いて送ってくるプログラムも、動くには動く。だが、後々の保守性・拡張性まで配慮した品質が“I&L QUALITY”であり、顧客の期待もそこにある。

「ひととおり動くプログラムを直せと言われた協業先は、なぜダメなのか、すぐには理解してくれないものです。根気よくレビューを繰り返し、何度も説明する。

 コミュニケーションを通して、優れたプログラムを作り上げていく。

 しんどかったけど楽しくもあった、あの新入社員研修と同じ感覚ですよね」

プログラミングは趣味でもできる。
設計・管理はビジネスならではの醍醐味

 こうした取り組みにより、相手のスキルも向上していく。「I&Lソフトウェアが面倒を見てくれるなら、オフショア比率をもっと高めたい」などとも言われる。品質にこだわってきたからこそ、下流工程が海外に移行しても、I&Lソフトウェアへの需要は途切れない。

 とはいうものの、入社時の研修でプログラミングの面白さに目覚めたA.T.には、もっともっと自分の手を動かしたい欲求がある。

「プログラミングを外注して、自分たちは上流設計と工程管理にシフトする。その意義は理解しているつもりですが、手を動かすことは面白いし、自分でコードを書き上げるスキルがないのは、いざというとき不安。だから、もっと自分で書きたいと思って上司に相談したんです、やっちゃダメですか、と」

 A.T.と同じジレンマを抱えるエンジニアは少なくない。

 相談された上司も、実は同じだったりする。つくることにこだわるI&Lソフトウェアでは、これはエンジニアの必然なのだ。

「このときの上司の返事が、妙に心に響きました。
プログラミングは趣味でもできる。だが、設計と管理は、仕事じゃないと絶対にできない」

 ビジネスならではの醍醐味を味わえるのは、上流工程を手がけていればこそ。つくることへのこだわりを持って臨む限り、エンジニアとしてのマインドは決して損なわれない。

A.T

千葉大学工学部機械工学科中退。
訳あって4年生の秋に卒業研究だけを残して大学を中退することとなり、自動車関連エンジニアリングから志望を転換して、IT業界での就職を模索。充実した研修制度に惹かれて、2015年4月にI&Lソフトウェアに入社。
入社後は大口顧客のひとつである外資系生命保険会社に客先常駐。保険業法改正に対応した業務システムや販売支援システムの新規開発、既存システムの保全設計などに従事。

プログラミングは趣味でもできる。設計・管理はビジネスならではの醍醐味

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