Employee interview

I&L QUALITYをつくる人05

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ソフトウェア開発部 副主任 プロジェクトリーダ H.D

“スペシャリスト”が力を発揮できる環境づくり。
それはチームを率いる者の重責のひとつ。

必ずしも積極的ではなかった“就職氷河期”入社組

必ずしも積極的ではなかった“就職氷河期”入社組

 H.Dは土木工学科出身。父親が建築土木関係の仕事に就いていたので、その影響もあってこの学科に進んだのだが、大学時代は、卒業後の将来ビジョンを明確に持っていたわけではなかった。折から“聖域なき構造改革”を掲げた小泉政権下。公共事業投資は抑制され、建築土木業界は打撃を受けていた。一方、比較的堅調だったソフトウェア業界は、学科を問わず理工系の学生にとって有望な就職先となっていた。

「在学中からのアルバイトを続けながら、1年間、就職浪人しました。同窓の友人たちがソフトウェア会社に就職を決めるのを見て、だったら俺も、と3社ほどにエントリーしたんです。今の会社が内定を出してくれた時点で、即座に就活にピリオドを打ちました」

 アイアンドエルソフトウェアを選んだ決め手は、コンピュータ理論を基礎から教える“研修体制”と、ホームページで読んだ“社長からのメッセージ”。

「ちゃんとしていそうな会社だな、と思って」

 コンピュータ知識はまったくのゼロではなかったが、専門レベルには程遠かった。大学の授業でプログラミングの単位は取得していたが、そこで学んだ言語はFortran。アルバイト先で簡単なプログラムを組んだり、趣味で今も続けているバンドのホームページ開設をやったりした程度だ。

「そもそも、SEという仕事に対するモチベーションが高かったわけではありません。ただ、就いた以上は頑張ろうと考えていたし、何とかなるさとも思っていました」

I&Lでは珍しい「入社以来、9年間、異動なし」

 I&Lでは珍しい「入社以来、9年間、異動なし」

「動機は弱かった」と振り返るH.Dだが、入社後は、いわばトントン拍子。C言語の実務経験を持つ者を含む同僚2名と一緒に受けた研修こそ「さすがプロには勝てないな」と思う場面もあったが、そこは“厳しい研修”の賜物。おおむね予定通りにカリキュラムを完了させ、プロジェクトへの配属日を迎えた。

「あの研修をしんどくなかったという人はあまりいませんが、厳しいと言われても、他社の新入社員研修を知らない自分には、いまだにピンと来ません」

 今やプロジェクトリーダとして新入社員を迎える立場にいるH.Dは、なかなか辛口だ。「業務なのだから、楽じゃないのは当たり前。実務経験者にとって、既知のことをやりなおすことは苦痛かもしれませんが、経験といってもレベルはマチマチ。みんなが同じ一線に立つ意味でも、研修でいったんリセットすることは必要なことだと思っています」

 彼が知らないのは、他社の研修方法だけではない。H.Dは、研修明けに配属された生命保険会社のプロジェクトチームに今もいる。彼が知るお客様は、唯一この生保会社だけだ。

 ソフトウェアの受託開発では、半年なり1年の開発期間が終わると、プロジェクトチームは解散して、チームメンバーは次のプロジェクトに異動するのが一般的だ。だが、H.Dが配属されたプロジェクトの場合、お客様が成長基調に乗っていることもあって、ひとつの開発が終わっても、新たな需要が継続して発生する。

「それでも、たいていの技術者は何らかのタイミングで異動するものなのですが、私には、たまたまそういう機会が訪れなかった。結果として、入社以来、ずっと同じお客様のお世話になっています」

 このお客様に育てられ、H.Dは技術者として――社会人として一人前になった。

チーム内外を束ねる“ゼネラリスト”としての充実

 生保会社のプロジェクトは、お客様サイドの意向で3年目から“オフショア開発”に移行した。オフショア開発とは、コストダウンを狙った海外委託のことで、工程の一部が北京の開発会社に発注されることになった。

 この頃からH.Dの仕事は変わり始める。自分でプログラムを書かなくなった。設計だけやってお客様の承認を得たら、後工程は北京に任せて、お客様の立場で進捗を管理する。複数の開発が走っているので、北京の会社に発注しても、仕事は途切れなく続く。それをコントロールするH.Dは、いつしか管理者として頭角を現すようになっていった。

「もともとスペシャリスト志向ではなかったので、30歳手前の早い時点で今のポジションに立てたのは幸運でした。当社にはたくさんのスペシャリストがいます。そうした技術志向のメンバーたちが最大限に力を発揮できる環境を整えることが、私に課せられた役割のひとつだと考えています」

 お客様からの信頼もますます厚く、充実した日々。

 入社前の志向や学生時代の専攻分野に関係なく、課せられたミッションを自覚し、それを全うしようとする者が確実に評価される。

 H.Dは、アイアンドエルソフトウェアのそういう風土を体現している。

H.D

1981年生まれ。
大学(土木工学科2部)卒業後、在学中からアルバイトしていた建築会社の技術研究所で働きながら公務員をめざしていたが、2004年4月、第二新卒としてアイアンドエルソフトウェア株式会社に入社。
研修後、生命保険会社の「苦情報告システム」開発プロジェクトに配属され、以来、同プロジェクトに従事。2011年よりプロジェクトリーダに。

チーム内外を束ねる“ゼネラリスト”としての充実

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